主な相術

相術とは
人間の眼に見える、形あるものの様相(顔のパーツの形や造作、手の造り、家の間取り、名前など)をもとに、それを所有する人の吉凶や、生まれ持った運命などを推理していく占いです。有名なものとしては「手相」「人相」「姓名判断」「家相」などがあります。

基本的に、姿形をもとにして占うため、顔ならば化粧、家ならば模様替えなどをして様相が変われば、結果も変わってきます。これを応用して、意図的に凶相を吉相に変えることで、開運を図る方法もあります。

風水

土地の起伏や川、道路、周囲の建物の配置、土地の形や方角から気の流れを読み、その人の生まれにふさわしい「陽宅(家)」と「陰宅(墓)」の土地選びや設計を行う方法です。
四神思想に基づき、北は玄武の示す山々、東は青龍が示す川、西は百虎が示す道、南は朱雀が示す開けた低地になっていることが望ましいとされ、古代、都市づくりにも用いられました。近年では、九星気学や家相と融合し、家の中のインテリアを変えるだけものや、色や行動、メイクなど様々な分野で開運をはかる方法として「風水」という言葉が用いられています。

手相

手のひらに入った筋や、肉づき、皺などで性格や運命を読み解く占いです。
手のひらだけでなく、爪の形や指の長さ、手の形、指紋などを見ることもあります。左右、どちらの手を見るかは占者や流派によってわかれます。また、手相は一生変わらないわけではなく、知能の発達や脳の変化、あるいは運気の状態などによっても変化するといわれています。そのため手のひらに吉相となるようなシワを書く開運法もあります。一般的に行われている手相占いは「木星丘」「水星丘」など西洋占星術由来の考え方が応用された手相占いになります。

姓名判断

姓名判断とは、姓名から運勢を判断する占いです。
文字の画数や五行のバランス、音などから運勢を判断します。

画数を見る場合は、
天格:姓の画数の合計で、先祖から与えられた運を表します。晩年(56歳~)の運勢を占います。
人格:姓の一番下と名前の一番上の画数の合計で、性格・才能・家庭運を表します。中年(20歳〜40、50歳)を占います。
地格:名の画数の合計で、健康運・友人運・家庭運など、人生の基礎となる運を占います。
外格:総格から人格を引いた画数で、対人関係や周囲の環境を占います。
総格:姓と名の合計画数で、他の画数と総合的に判断して人生全体の運勢を占います。

家相

家の中の「相」を見る方法です。
特に家の間取りで「張り(出っ張った部分)」「欠け(欠けている部分)」が重要視され、基本的に張りは吉、欠けは凶とされます(方位にもよります)。気をつけたいのは「鬼門」と「裏鬼門」。水回りや台所、玄関などがこの位置にあると凶作用に見舞われやすくなると言われています。

人相

顔のパーツの形や位置、輪郭、色や肌の状態などから、その人の性格や運勢を導き出す占いです。
顔の造りのみならず、表情、メガネ、メイク、髪型なども含めた、総合的な「見た目」で占うため、努力次第で運勢も変えることができるとされています。

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